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大名庭園おさんぽシリーズコラム、開始します!
暦は九月。秋、到来。
……多分もうそろそろ過ごしやすくなるはず。なって欲しい!
というわけで、涼しくなったらぜひ、庭園巡りなんていかがでしょうか?
そう……例えば、「大名屋敷」のひろーいゴージャスなお庭とか……いかがでしょうか?
えっ?自分は一般庶民だから入れない?
いやいや、意外にも、結構開放してるお屋敷、あるんですよ!
(注:江戸時代の情報です。令和現在の情報は記事の最後にお伝えします!)
そんな大名屋敷のオープンガーデンに行き倒している方に、色々お聞きするシリーズをこの度開始することになりました。
お話いただくのは、江戸市中から近郊、はては上野国や相模国、尾張国まで、縦横無尽に旅をしまくった元住職・十方庵さんです。
行ってきた人
十方庵
江戸のお寺にて住職を勤め、隠居後の文化~文政年間(※)に各地を旅する。
その体験談をまとめた紀行文集『遊歴雑記』には、なんと約1000箇所収録。
(※文化:1804年~1818年 文政:1818年~1831年)
話を聞く人
藤城洋次
江戸漫画絵師。この記事の挿絵も担当。
筑前(福岡県)在住だが江戸(東京都)にもちょくちょく出張して歩き回るのが趣味。最近は蘭学がマイブーム。
第一回は、松平甲斐守下屋敷。令和でも大人気のお庭、通称「六義園」です!
※このコラムは、江戸時代の文化~文政年間に成立した紀行文『遊歴雑記 初編之中』を活字化した『江戸叢書 : 12巻 巻の參』(江戸叢書刊行会・大正5年)を元に、対談形式に構成したものです。
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九月の菊見ついでに大名庭園見物したらものすごかった件